TOEICは就職に有利になるの?TOEIC900点の経験者が考察

就職活動のためにTOEICを頑張ろうと思う。
TOEICって就職に有利になるのかな?

今回はそんなあなたに向けて書いていきます。

TOEICは就活生にも人気で、就活前を前にして得点を上げようと勉強を始める人は多いです。

とはいえ、これから勉強する人にとって本当にTOEICが有利になるか気になるところですよね?

そこで、今回はTOEICが就職に有利になるかについてご紹介します。

事実私はTOEICのスコア約900点をもとに就活をしており参考になるかと思います。

TOEICは就職に有利?

結論から言ってしまうと、TOEICは就活に有利になることが多いです。

以下は2019年に行われた調査ですが、約半数の企業が採用時にTOEIC のスコアを参考にしていることがわかります。

引用:英語活用実態調査2019

このことからも、TOIECが就活で有利になりやすいことがわかります。

TOEICが就職で有利になる3つの理由

もちろん、志望する業界や職種にもよりますが以下の理由によりTOEICは就活に有利になります。

・認知度が高いから
・結果がわかりやすいから
・ビジネス英語能力を計る試験だから

①認知度が高いから

TOEICが就職で有利になる1つ目の理由が「認知度が高いから」です。

英語能力を計る試験はTOEIC以外にもたくさんあります。

とはいえ、そのほとんどはそこまで知名度が高くありません。

その中でもTOEICの知名度は群を抜いています。

おそらく大学生や社会人でTOEICを知らない人はかなり少数ですよね?

そのため、多くの企業にとって学生を能力を判断する指標として採用されます。

実際に、企業がTOEICを就職の参考として採用する理由として「認知度が高い」が1番になっています。

②結果がわかりやすいから

TOEICが就職で有利になる2つ目の理由が「結果がわかりやすいから」です。

TOEICは合否で決まる試験ではなく、スコアで結果がわかる試験になります。

スコアが5点刻みで出るため、採用担当としてもスコアを見ればその人のレベルが一目瞭然です。

これが単純に合否でしかでない資格だと、「ぎりぎりの合格なのか、余裕をもった合格なのか」「ぎりぎりで合格できなかったのか、納涼不足で不合格なのか」正確にレベルを判断することができません。

スコア形式であるからこそ、適切に能力をアピールすることができるのです。

③ビジネス英語能力を計る試験だから

TOEICが就職で有利になる3つ目の理由が「ビジネス英語能力を計る試験だから」です。

TOEICは「日常生活やグローバルビジネスにおける活きた英語の力を測定する、世界共通のテスト。」になります。

要は、TOEICはビジネスを念頭に置いて作られた試験です。

実際に入社後に必要なビジネス英語能力を計る試験だからこそ、企業も導入しやすく採用の場でも重宝されているのです。

TOIECが就職で有利になるパターン

TOEICは就職に有利になることが多いとご紹介しましたが、全員にとって有利になるかというとそうでもありません。

TOEICが就職に有利になるパターンとして以下のものがあります。

①外資系に就職したい
②商社・メーカー・物流・旅行・航空等のグローバル展開している業界・企業に就職したい
③英語を使用する職種に就職したい

要はビジネスの場で英語を使用する機会の多い企業に就職したい人にとって、TOEICは有利に働いてくれることが多いです。

就職を有利にするにはTOEIC何点必要?

では、TOEICで何点あれば就職が有利になるのでしょうか?

一般的には最低でも600点は欲しいと言われています。

しかし、近年はTOEICを受験する就活生も多くTOEIC自体をアピールしたい場合800~900点を目指すといいでしょう。

800~900点あれば、TOEIC自体のスコアもそうですが「論理的思考力、目標を達成するために努力できる点」など、その人の人となりまでも補強してくれるので目指して損はありませんよ。

参考に以下で企業が求めるTOEICのスコアの一覧を紹介します。

900点-
サムスン電子(新卒)
パナソニック(国際広報担当)
860点-
野村ホールディングス(グローバル型社員新卒)
830点-
NTTコミュニケーションズ(新卒)
800点-
住友不動産(新卒) / 野村不動産(新卒)
750点-
ジョンソン&ジョンソン(SCM部門新卒)
日産自動車(一般職)
730点-
ソフトバンク(新卒)/ 武田薬品(新卒)
700点-
NTT東日本(新卒)/ ファーストリテイリング(新卒)/ 三菱電機(新卒)/ ブリジストン(新卒)/ 東京電力(新卒)
650点-
アサヒビール(新卒)/ シチズンホールディングス(新卒)/ オリックス(新卒)
600点-
三井物産(新卒)/ 楽天(一般職全社員)/ ANA(CA職新卒)/ JAL(CA職新卒)

TOEICが就職に有利になるかはアピールの仕方も大事

TOEICは就職に有利になることが多いですが、単にTOEICの高スコアのみで就職が容易になるかというとそんなことはありません。

というのも、企業はあらゆる側面から応募者を見ているからです。

そのため、TOEICを就職に有利に役立てるにはアピールの仕方も大事になります。

つまり、「自分の将来携わりたいことのために必要な学習を自主的に行った」ことをアピールすることが重要になってきます。

例えば

Aさん・・・なんとなく就職に有利になると思ったから
Bさん・・・御社が力を入れている英語圏での営業に貢献したく勉強した。

という2人の応募者がいた場合、企業からの評価が高いのは後者になります。

このように、TOEICを就職に役立てるには「TOEICを勉強しようと思った理由」や「今後にどう活かしていきたいか」を具体的にアピールすることも必要です。

そのうえで、勉強する過程の工夫や改善点などが説明できればさらに高評価を得られるかと思います。

まとめ

今回はTOEICは就活に有利になるのかについてご紹介しました。

おさらいすると、

・認知度が高いから
・結果がわかりやすいから
・ビジネス英語能力を計る試験だから

といった理由からTOEICを導入している企業も多く、就活に有利になることが多いです。

とはいえ、TOEICで就職を有利するためには、アピールの仕方も大事になってきます。

今回は以上です。

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Posted by nao