【文系大学生向け】就活に有利なおすすめの資格5選【就活無双した筆者が説明】

就活のために何か資格を取ろうと思う。
就活に有利になる資格ってある?
そもそも資格があれば就活に有利になるの??
今回はそんなあなたに向けて書いていきます。
理系学生とは違い専門性がないことから、就活に向けて資格を取得する文系の大学生は多いです。
とはいえ、資格は数多くあるしどの資格を取得したらいいか分からないって人は多いんじゃないでしょうか?
また、資格で就職が有利になるのか気になる人もいるとかと思います。
そこで今回は
〇資格で就活が有利になるのか?
〇資格を取得しても就活が有利にならないパターン
〇就活が有利になるおすすめの資格
実際に私も資格をもとに就活をそこそこ無双しましたので参考になるかと思います。
〇MARCHの大学
〇日商簿記2級とTOEIC870点
〇ESは9割近く通過
〇最終的にメーカーやインフラを始めとして10社内定
では説明していきます。
資格で就活が有利になるのか?

先に結論から言ってしまいますと、資格があれば就活が有利になります。
というのも以下の理由によります。
①知識や技能があることを証明できるから
②熱意が証明できるから
③向上心や物事に取り組む姿勢など人柄をアピールできるから
①知識や技能があることを証明できるから
資格が就活に有利になる1つ目の理由が「知識や技能があることを証明できるから」です。
行きたい業界や職種に関連する資格を保有していると就活が有利に進むことがあります。
というのも、資格によって知識や技能があることが証明できる上に、面接官からみても適性があると判断することができるからです。
例えば経理職を採用したい企業に以下の2人がいたとします。
・Aさん⇒経理に関連する資格なし
・Bさん⇒日商簿記2級を取得
この2人のうち1人しか採用できないとなると、採用されやすいのはBさんになります。
というのも、日商簿記2級により、経理知識があることはもちろん、適性や今後活躍できることが想像しやすいからです。
少し極端な例になりましたが、資格はこのように就活に有利に働きます。
②熱意が証明できるから
資格が就活に有利になる2つ目の理由が「熱意が証明できるから」です。
資格は単に知識があることを示すだけでなく、その会社に対する熱意や意欲という面も証明することができます。
例えば、
〇なぜその資格を取得しようと思ったのか
〇取得した知識をどのように活かしていきたいのか
に対して、
御社は近年〇〇事業への注力を始めている。そういった中で、入社前から△△について知識を身につけておくことで入社後に■■事業においてば◇◇において御社に貢献できるから
といったような感じのエピソードがあれば、面接官からしても意欲や熱意は伝わってきますよね。
このように、受ける企業の実務に役立つ資格を取り上げれば、その会社に入社するために学生のうちから努力してきたことが伝わり、それだけ入社への熱意や意欲が伝わりやすくなります。
③向上心や物事に取り組む姿勢など人柄をアピールできるから
資格が就活に有利になる3つ目の理由が「向上心や物事に取り組む姿勢など人柄をアピールできるから」です。
資格を取得する過程は、その人の人となりを証明するエピソードとして使うことができます。
例えば
・合格するために苦労したこと
・苦労を乗り越えるために工夫したこと
といったようなエピソードから
・前向きに努力できること
・計画性
・課題解決力
といったことの説得力をもたせることができます。
面接官はエピソードがある新卒のほうが、入社後のイメージもわきやすく評価してくれる傾向にあります。
例えば、以下の2人がいたとします。

とにかくやる気はあります!

私は継続的に努力ができます!それを裏付けるエピソードとして〇〇の勉強があります。例えば~
ちょっと極端な例ですが、あなたが面接官だったら採用したくなるのはもちろんBさんですよね?
これは、向上心や努力ができる人間であることを裏付けるエピソードがあり、「入社後も同じように努力できる」と面接官の評価につながるためです。
このように、資格取得の過程をエピソードとしてうまく活用できれば十分に大きなアピール材料となります。
資格を取得しても就活が有利にならないパターン

資格は取得していれば、他の学生より就活が有利になることが多いです。
とはいえ、資格を取得していても就活が有利にならない場合があります。
それは以下の2つです。
①志望業界や職種に関係ない資格
②簡単な資格
①志望業界や職種に関係ない資格
資格が就活に有利にならないパターンの1つ目が「志望業界や職種に関係ない資格」です。
志望業界や職種に全く関係ない資格を持っていたとしても、それだけでは何もアピールになりません。
というのも、その資格で得た知識を入社後に活かせるわけではく、また熱意や意欲という面でもアピールしにくいからです。
例えば、全く英語を必要としていない企業に対してTOEIC900点ありますって言ってもあまり心に刺さらないです。
ですので、資格を取得する際は志望業界や職種に直結する資格を取得したほうが良いです。
②簡単な資格
資格が就活に有利にならないパターンの2つ目が「簡単な資格」です。
簡単に取得できるような資格の場合、他の大学生も取得していることが多く差別化につながりません。
また、簡単に取得できるため人柄を補完するエピソードとしても弱いかなと思います。
就活が有利になるおすすめの資格5選

就活が有利になるおすすめの資格は以下の5つです。
資格 | 取得期間目安 | 役に立つ業界・職種 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
TOEIC | 最短3カ月~ | 全業界 | ☆☆☆☆☆ |
日商簿記検定 | 最短3カ月~ | 経理(全業界) | ☆☆☆☆☆ |
宅地建物取引士 | 最短5カ月~ | 不動産業界、金融業界、一部メーカー | ☆☆☆ |
秘書検定 | 最短1カ月~ | 事務職 | ☆☆☆ |
FP | 最短3カ月~ | 金融業界 | ☆☆☆☆ |
就活が有利になるおすすめの資格①TOEIC
取得目安期間 | 最短3カ月~ |
役に立つ業界・職種 | 全業界 |
おすすめ度 | ☆☆☆☆☆ |
就活が有利になるおすすめの資格1つ目は「TOEIC」です。
近年では、社内公用語に英語を設定していたり、また昇進の条件にTOEICの点数を設けている企業が多くなってきています。
つまり、英語能力を英語を重視している企業が増えてきています。
これは、就活の際も例外ではなくTOEICのスコアが高いことは就活に有利に働きます。
事実、TOEICのスコアを要件としている企業が4割以上、TOEICのスコアを参考にしている企業も4割以上という調査データもあります。
そのことから、どの業界・職種を希望するにせよ、TOEICで一定程度の点数を持っていれば内定をもらいやすくなります。
目安としては600点あれば評価が高く、800点超えれば申し分ない感じです。
就活が有利になるおすすめの資格②日商簿記検定
取得目安期間 | 最短3カ月~ |
役に立つ業界・職種 | 経理(全業界) |
おすすめ度 | ☆☆☆☆☆ |
就活が有利になるおすすめの資格2つ目は「日商簿記検定」です。
特に経理職での就職を希望する方であれば、日商簿記検定2級以上あれば就活に有利に働きます。
というのも、実際の経理業務に直結する知識を学べ、再現性のある資格だからです。
また、日商簿記2級は難易度もそこそこあり勉強過程をエピソードして使えるだけでなく、経理職への適性も証明できる資格です。
そのため、経理職を目指す人は積極的に取得したい資格になります。
>>>>簿記2級は就職に有利になる?有利でしかない4つの理由【就活無双の筆者が語る】

実際に私も就活の時に日商簿記2級を取得していたことから、応募した企業が1次面接なしで2次面接からスタートということもありました。
このことからも日商簿記2級は就活に有利な資格だと思います。
就活が有利になるおすすめの資格③宅地建物取引士
取得目安期間 | 最短5カ月~ |
役に立つ業界・職種 | 不動産業界、金融業界、一部メーカー |
おすすめ度 | ☆☆☆ |
就活が有利になるおすすめの資格3つ目は、「宅地建物取引士」です。
宅地建物取引士は不動産にまつわる権利関係や法令、税金などの知識を証明できる資格です。
こちらは不動産業界に就職したい場合、取得しておくと有利になります。
また、不動産業界以外でも銀行や保険会社などの金融業界や住宅を扱うメーカーなど役に立つ仕事は以外にも多いです。
国家取得になるため難易度は少し高いですが、取得して損はありません。
業界によっては入社してから取得させられることがあるため、時間のある大学生のうちに取得したほうが余裕のある社会人生活を送れますよ。
就活が有利になるおすすめ④秘書検定
取得目安期間 | 最短1カ月~ |
役に立つ業界・職種 | 事務職 |
おすすめ度 | ☆☆☆ |
就活が有利になるおすすめ4つ目は「秘書検定」です。
こちらは特に女性におすすめなのかなと思います。
この資格があれば大企業にも事務職として入社できる可能性が高くなりやすいです。
特に準1級以上を持っていると高く評価される傾向があります。
というのも、準1級以上では対面での面接もあり、実践的な知識や能力があることを証明することができるからです。
また、特に事務職希望でなくても「言葉遣い」や「態度」「振る舞い」等のビジネスマナーを学ぶことができ、学生時にこういったマナーを身につけておけば就活に有利に働くはずです。
>>>>秘書検定は就活に有利にならない?秘書検定を取得するメリットをご紹介
>>>>秘書検定2級の勉強におすすめのテキスト・問題集【決定版】
就活が有利になるおすすめの資格⑤FP
取得目安期間 | 最短3カ月~ |
役に立つ業界・職種 | 金融業界 |
おすすめ度 | ☆☆☆☆ |
就活が有利になるおすすめの資格5つ目は「FP」です。
FPは国家資格のため企業のからの認知度が高いとともに、お金のエキスパートとしてあらゆるビジネスシーンに役立つ知識・スキルを取得できる資格です。
そのことから、顧客に提案をする際、融資や保険、相続や税金などの知識が必要になる金融業界においては非常に有利になる資格です。
実際に日本FP協会が実施した「金融機関等における FP 資格活用度調査」において、調査に回答した約7割の企業が「FPの資格を保有している学生を評価する」と回答しており、このことからもFPが就活に有利なことが分かります。
>>>>FP3級の難易度は?難しい?簡単?独学でも合格できる?
>>>>FP2級の難易度は?難しい?
資格で就活を有利にすすめるための注意点

①資格だけをアピールしない
注意点の1つ目は「資格だけをアピールしない」ことです。
就活に有利と言われる資格は多くありますが、資格を持っているだけで内定をもらえるわけではありません。
というのも、就活において資格はあくまでもアピール要素の1つだからです。
実際の面接では、
〇アルバイト
〇サークル活動
〇大学の授業
〇高校時代の話
など様々な要素から多角的にその人の人となりやポテンシャルを判断して採用を決めます。
ですので、資格はあくまでも、アピールできる要素のひとつとして考えてください。
資格だけを前面に押し出すと就活に失敗する可能性もあります。
他のエピソードもバランスよくアピールすることで、資格取得が就活に有利に働きます。
②取得する過程をアピールすること
2つ目の注意点は「取得する過程をアピールすること」です。
確かに、資格を取得していればスキルや知識が身に付いていることは証明できます。
ただ、これはアピールしなくても、みれば面接官は理解できますよね。
就活において大事なのはむしろ、取得過程をアピールすることです。
〇なぜその資格を取得したか
〇どのように勉強をしたか
〇資格の勉強で苦労した点はあるか
〇それをどのように乗り越えたか
〇資格をどのように活かしたいか
など資格取得までの過程をアピールすることで、取り組みの姿勢や過去の経験まで述べることができ、人柄を知ってもらえます。
就活では再現性が重要であり、過去の取り組みの姿勢=今後の仕事への取り組み方として評価されます。
つまり、資格取得の過程をアピールすることによって、入社後の働きぶりをイメージさせやすく面接官に好印象を残すことが可能です。
まとめ
今回は、文系学生の就活が有利になるおすすめの資格についてご紹介しました。
そもそも、資格があれば以下の理由から就活が有利になりやすい傾向があります。
①知識や技能があることを証明できるから
②熱意が証明できるから
③向上心や物事に取り組む姿勢など人柄をアピールできるから
その中で、就活が有利なおすすめの資格は以下の5つです。
資格 | 取得期間目安 | 役に立つ業界・職種 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
TOEIC | 最短3カ月~ | 全業界 | ☆☆☆☆☆ |
日商簿記検定 | 最短3カ月~ | 経理(全業界) | ☆☆☆☆☆ |
宅地建物取引士 | 最短5カ月~ | 不動産業界、金融業界、一部メーカー | ☆☆☆ |
秘書検定 | 最短1カ月~ | 事務職 | ☆☆☆ |
FP | 最短3カ月~ | 金融業界 | ☆☆☆☆ |
とはいえ、単に資格自体をアピールするのは就活に有利になるとは言えません。
資格取得の過程をアピールすることこそが、就活において有利に働く要因です。
今回は、以上です。