就活に資格はいらない?いらないけどあれば役に立つ!

就活に向けて何か資格を取得したほうが良いのかな?

今回はそんなあなたに向けて書いていきます。

大学生の中には、就活に向けて資格に取得を考えている人は多いですよね。

そこで気になるのが、資格があれば就活に有利になるかだと思います。

先に結論を言ってしまうと、「就活に資格はいらないけど、あれば役に立つ」です。

基本的に資格はいりませんが、時には就活に有利に働くのが資格です。

実際に私自身も日商簿記2級を取得していたことから、経理職での就活の際には有利になったと感じた場面もあります。

そこで今回は、

〇資格は就活にいらないと言われる理由
〇就活時に資格があることのメリット
〇就活に有利な資格

〇筆者の経験談

についてご紹介します。

資格は就活にいらないと言われる理由

就活に資格がいらないと言われる理由は主に以下の3つの理由があります。

①企業は資格をあまり重視していない
②コスパが悪い
③資格取得よりも内定に直結しやすいイベントがある

①企業は資格をあまり重視していない

就活に資格がいらないと言われる理由の1つ目が「企業は資格をあまり重視していない」ことです。

以下の図をご覧ください。

引用:リクルート「「就職活動・採用活動に関する振り返り調査」データ集2021年卒

この調査によりますと、資格を重視している企業は12.4%と少なく、あまり資格は重視されていないことがわかります。

むしろ、「人柄」「熱意」「今後の可能性」といったポテンシャル面が新卒の採用においては大部分を占めています。

このことから、就活において資格が重視されていないのは明白です。

そのため、就活において資格はいらないと言われています。

②コスパが悪い

就活に資格がいらないと言われる2つ目の理由が「コスパが悪い」ことです。

資格が一定程度評価されるのは上図で分かりますが、そのような資格を取得するのには結構な時間がかかります。

もし、就活のために資格を取得しようと考えているのであれば、時間的に余裕はあまりありませんし、一発で受かる保証もありません。

加えて、取得したからと言って必ずしも評価されるとは限らないため、コスパは悪くなってしまいます。

就活のためにと資格を取るくらいなら、企業分析や自己分析に時間を割いたほうがコスパは良いです。

そのことから就活のために資格はいらないと言われています。

一方で大学1~2年時など、まだ就活までの時間がある場合はコスパが悪いとは思いません。むしろこの時期に資格を取得しておくことで思わぬところで就活に貢献してくれることもありますよ。

③資格取得よりも内定に直結しやすいイベントやサイトがある

就活に資格がいらないと言われる3つ目の理由が「資格取得よりも内定に直結しやすいイベントやサイトがある」ことです。

近年では、新卒採用も多様化してきています。

その中には、内定に直結しやすいイベントなんかもあります。

例えば、

〇ミーツカンパニー
〇ジョブトラ

といったような合同選考イベントや

〇OfferBox
〇キミスカ

といった逆スカウト型のサイトなどなど。

不確実性の高い資格より、こういった内定に直結しやすいイベントやサイトを活用する方が効率的です。

そのため、就活に資格はいらないと言われています。

就活時に資格があることのメリット

ここまで就活に資格はいらない理由についてご紹介してきましたが、資格があることのメリットもあります。

むしろ私自身はこのメリットが大きいとすら思います。

それは以下の3つです。

①他の学生との差別化になる
②企業への熱意がアピールできる
③向上心や物事に取り組む姿勢など人柄をアピールできる

①他の学生との差別化になる

就活の時に資格があるメリットの1つ目は「他の学生との差別化になる」ことです。

就活時に資格があまり重視されていないのは事実です。

しかし、資格があることで他の学生と差別化ができることがあります。

例えば、同じようなレベルの学生がいる中で、だれか1人を通さなくてはいけないかで、自分だけ資格を持っていた場合、それが決めてで通過できるなんてこともあります。

実際に私自身も、就活時に面接を通った際にフィードバックをもらった時に、他の学生とは違い資格の取得など自発的に取り組めるところを評価したと言われたこともあります。

このように、資格はだれを通すか迷った時の決め手にもなりえるので、資格を取得しておくのは大きなメリットにもなります。

②企業への熱意がアピールできる

就活の時に資格があるメリットの2つ目は「企業への熱意がアピールできる」ことです。

先ほどの図で就活では「熱意」が重視されていると説明しましたが、その熱意はどのように図るのでしょうか?

〇学生時代の経験から
〇志望動機
〇今後のビジョン

など様々ありますが、その中には資格取得も含まれます。

志望企業に関連のある資格を持っていれば、より具体的で説得力が増すので熱意が伝わりやすくなります。

その面では就活時に資格を取得しておくのはメリットになります。

③向上心や物事に取り組む姿勢など人柄をアピールできる

就活の時に資格があるメリットの3つ目は「向上心や物事に取り組む姿勢など人柄をアピールできる」ことです。

資格自体ではあまり就活で評価されませんが、資格取得の過程は人柄をアピールできる良い材料となります。

例えば、

〇なぜその資格を取得したか
〇どのように勉強をしたか
〇資格の勉強で苦労した点はあるか
〇それをどのように乗り越えたか
〇資格をどのように活かしたいか

といったようなエピソードから

・前向きに努力できること
・計画性
・課題解決力

といった人柄に説得力が増します。

つまり、資格取得までの過程をアピールすることで、取り組み姿勢や過去の経験まで述べることができ、面接官にとって人柄がイメージしやくすくなるのです。

就活では再現性が重要であり、過去の取り組みの姿勢=今後の仕事への取り組み方として評価されます。

つまり、資格取得の過程をアピールすることによって、入社後の働きぶりをイメージさせやすく面接官に好印象を残すことが可能です。

就活に有利な資格

就活に有利な資格は以下の2つです。

特にこの2つはどの業界を目指すにしても有利に働くことが多いです。

①TOEIC
②日商簿記2級

関連記事:【文系大学生向け】就活に有利なおすすめの資格5選【就活無双した筆者が説明】

就活が有利な資格①TOEIC

就活に有利な資格1つ目は「TOEIC」です。

近年では、社内公用語に英語を設定していたり、また昇進の条件にTOEICの点数を設けている企業が多くなってきています。

つまり、英語能力を英語を重視している企業が増えてきています。

これは、就活の際も例外ではなくTOEICのスコアが高いことは就活に有利に働きます。

事実、TOEICのスコアを要件としている企業が4割以上、TOEICのスコアを参考にしている企業も4割以上という調査データもあります。

そのことから、どの業界・職種を希望するにせよ、TOEICで一定程度の点数を持っていれば内定をもらいやすくなります

目安としては600点あれば評価が高く、800点超えれば申し分ない感じです。

>>>>TOEICは就職に有利になるの?TOEIC900点の経験者が考察

就活に有利な資格②日商簿記検定2級

就活に有利な資格2つ目は「日商簿記検定2級」です。

簿記は経理・財務職に必須の知識がつまった資格なので、経理職志望の人にとっては就活において非常に有利になります。

しかし、実は経理職以外においても活かすことのできる資格です。

例えば、営業職やコンサル、金融といった法人を顧客にする場合、財務諸表から相手の経営状況が分かるようになるため、顧客に合わせた最適な提案ができるようになります。

事実、経理職以外でも入社後に簿記を取得させる企業は多いです。

つまり、どの職種に就職するにしても簿記は必須の資格ということになります。

このことからも簿記2級は就活において有利に働くことは間違いありません

>>>>簿記2級は就職に有利になる?有利でしかない4つの理由【就活無双の筆者が語る】

>>>>簿記2級は難しい?独学は難しいけどできなくはない【勉強法も紹介します】

私は資格で就活が有利になった

最後になりますが、私が就活時には資格のおかげで大分就活が楽になったと感じています。

当時の私のスペックは以下の通り。

〇MARCHレベルの大学
〇日商簿記2級
〇TOEIC870点
〇バイト経験なし
〇サークルの幽霊部員

就活時に自ら資格を前面に出しているわけではなく、ESに書く際にちょろっと裏付けのエピソードとして記載している程度でした。

書類選考でのメリット

書類選考の段階では、資格があったおかげで以下のようなメリットがありました。

〇ES通過率90%以上

これは必ずしも、資格だけで判断されているわけではないと思いますが、資格取得以外に特に強いエピソードがなかった私なので、資格がなければもっと通過率は低かったと思います。

この面で資格が有利に働いたのかなと思います。

面接面で感じたメリット

面接の段階では、資格があったおかげで以下のようなメリットがありました。

〇1次面接なしで2次面接からになった
〇人柄を補完するアピール材料になった

〇大手企業の内定6社

私自身2つの資格を同時期に勉強していたこともあり、そのことから内定をもらった企業からは、

・高い目標でもやり切る姿勢
・計画性
・向上心

といったところを評価してもらい、採用の決め手の一つになったということでした。

また、選考に行った企業の中には1次面接はスキップで2次面接からスタートの企業も何社かありました。

これは完全に資格のおかげだと私はおもいます。

まとめ

今回は就活に資格はいらないかについてご紹介しました。

ポイントをお浚さらいすると以下の通りです。

「企業は資格をあまり重視していない」「コスパが悪い」「資格取得よりも内定に直結しやすいイベントがあるといった理由から就活に資格はいらないと言われているのは事実。
〇ただ資格は、「他の学生との差別化になる」「企業への熱意がアピールできる」「向上心や物事に取り組む姿勢など人柄をアピールできる」といったメリットもあり、取得していれば役に立つ。
〇筆者自身も就活時には、資格が役に立った。

もし、就活まで時間的に余裕があれのであれば、資格を取得しておくことはおすすめです。

今回は以上です。

就職

Posted by nao