ITパスポートは就活に有利になる?単体では弱いが見せ方次第

就活のためにITパスポートを取得しようと思うんだけど、
就活に有利になるのかな?
今回はそんなあなたに向けて書いていきます。
就活にむけて何か資格を取りたいと考えている大学生は多くいます。
この記事をご覧の皆さんも就活のためにITパスポートを取得しようと考えているかと思います。
そういった時に気になるのが、「ITパスポートは就活で有利になるか」だと思います。
そこで今回は
〇ITパスポートは就活で有利になるのか?
〇ITパスポートを就活で有利にアピールするためには
についてご紹介します。
目次
ITパスポートは就活で有利になる?

先に結論を言ってしまいますと、多くの学生にとってITパスポート単体で就活が有利になるとは言い難いです。
というのも、以下の3つの理由によります。
①簡単な資格だから
②有利になるのはIT業界だけ
③基礎的なレベルの資格だから
①簡単な資格だから
ITパスポートが就活で有利にならないと思う1つ目の理由が「簡単な資格だから」です。
ITパスポートは、難易度が低く取得者の多い資格になります。
〇合格率が50%と高い
〇難易度が低い
〇毎月試験がある
ITパスポートには上記のような特徴があり、大学生でも取得している人は結構います。
一般に取得者が多ければ多くなるほど、資格の市場価値は低くなります。
要は大学生でもITパスポート取得者が多い分、学生間での差別化につながらないんですよね。
そのため、ITパスポート単体では就活は有利にならないと思います。
②有利になるのはIT業界だけ
ITパスポートが就活で有利にならないと思う2つ目の理由が「有利になるのはIT業界だけ」だからです。
そもそも就活に有利になる資格というのは、入社後の業務に直結ような資格になります。
例えば、
〇簿記→経理
〇FP→金融
〇宅建→不動産
といった感じです。
この点、ITパスポートはその名の通りITに関する資格になります。
そのため、IT業界を目指す学生にとってはITパスポートはアピール材料になりえます。
一方で、IT業界以外を目指す多くの学生にとっては、業務と直結するとは言い難く、アピール材料としては弱くなってしまうのです。
そのことから、ITパスポートは就活に有利にならないと思います。
③基礎的なレベルの資格だから
ITパスポートが就活で有利にならないと思う3つ目の理由が「基礎的なレベルの資格だから」です。
ITパスポートは、専門的な知識を問うものではなく、社会人として知っていて当然なITの基礎知識を問う資格になります。
ITを活用するための技術があることを証明する資格ではありません。
つまり、ITパスポートを取得していても、知っていて当然の知識を証明するだけで仕事に活かすことも難しいです。
そのため、ITパスポート単体ではアピール材料としては弱く、また面接官からも評価されづらい資格なのです。
そのことから、ITパスポートは就活に有利にならないと思います。
ITパスポートを就活で有利にアピールするための2つのポイント

これまでITパスポート単体では、就活に有利にならない理由についてご紹介しました。
ですが、アピールの仕方次第ではITパスポートも十分就活に有利になる資格になります。
そのポイントは以下の2つです。
①向上心や努力の姿勢でアピール
②意欲や熱意でアピール
①向上心や努力の姿勢でアピール
ITパスポートを就活で有利にするための1つ目のポイントが「向上心や努力の姿勢でアピール」することです。
ITパスポートと言えども資格試験なので、ある程度の勉強は必要になります。
その勉強過程のエピソードを通して、向上心や努力ができる人間であることをアピールできれば、「入社後も同じように努力できる」と面接官の評価につなげることができます。
例えば
・合格するために苦労したこと
・苦労を乗り越えるために工夫したこと
といったようなエピソードから
・前向きに努力できること
・計画性
・課題解決力
といったことの説得力をもたせることができます。
面接官はエピソードがある新卒のほうが、入社後のイメージもわきやすく評価してくれる傾向にあります。
例えば、以下の2人がいたとします。

とにかくやる気はあります!

私は継続的に努力ができます!それを裏付けるエピソードとしてITパスポートの勉強があります。例えば~
ちょっと極端な例ですが、あなたが面接官だったら採用したくなるのはもちろんB君ですよね?
このように、ITパスポートは勉強の過程をエピソードとしてうまく活用できれば十分に大きなアピール材料となります。
②意欲や熱意でアピール
ITパスポートを就活で有利にするための2つ目のポイントが「意欲や熱意でアピール」することです。
こちらも向上心や努力と同じように、ITパスポートという資格ではなくそのプロセスをアピールする方法になります。
例えば、
〇なぜITパスポートを取得しようと思ったのか
〇取得した知識をどのように活かしていきたいのか
に対して、
御社は近年IT事業への注力を始めている。そういった中で、(ITパスポートを取得し)入社前からITの基礎知識を身につけておくことで入社後に〇〇事業において顧客のニーズに合わせた最適な提案ができ~(略)~
のような感じのエピソードがあれば、
面接官からしても意欲や熱意は伝わってきますよね。
このように見せ方次第では、ITパスポートはその企業に対する意欲や熱意といった面をアピールすることができます。
ITパスポートを就活に有利にするには、もう一つ別の資格を取得することがおすすめ

ITパスポートを就活に活かすには、アピールの仕方を工夫する必要があります。
それだけでは心配という人は、他の資格も取得することで大きなアピールにつながります。
他の資格を取得する際は、ご自身の志望する業界や職種に関連する資格が良いです。
例えば、
〇営業職や経理職→簿記
〇事務職→MOS
〇グローバル企業→TOEIC
〇金融業界→FP
〇不動産→宅建
といった感じになります。
>>>>【暇な大学生必見】暇つぶしにおすすめな資格・スキル8選【就活で無双できる!】
2つの資格をうまく組合わせてアピールすることができれば、就活は有利に進むでしょう。
まとめ
今回はITパスポートは就活に有利になるかについてご紹介しました。
ポイントをおさらいしますと次の通りです。
×簡単かつ基礎レベルの資格なため、単体では就活に有利になるとは言い難い
〇アピールの仕方次第では有利に働く
〇他の資格と組み合わせることで大きなアピール材料になる
近年、IT化は急速に進んでおり、どんな企業に勤めようともITの知識を知っておいて損はありません。
ITパスポートは、就活にも活かすことができ、かつ就職後にも最低限必要な知識を習得できる資格ですので
ぜひ挑戦してみてください。
今回は以上です。