ITパスポートはいらない?そう言われる4つの理由と取得するメリット

・ITパスポートに興味があるけど、よくITパスポートはいらないと聞く。
本当にITパスポートは必要ないの?取得するメリットはあるの?

今回はそんなあなたに向けて書いていきます。

ITパスポートに興味をもってこれから勉強を始めようと思う人にとって、「ITパスポートはいらない、必要ない」と見かけるとなんだか不安になりますよね?

そこで今回は、

〇ITパスポートはいらないと言われる4つの理由
〇ITパスポートを取得するメリット
〇ITパスポートの取得がおすすめな人

についてご紹介します。

ITパスポートはいらないと言われる4つの理由

ITパスポートは国家資格であるものの、「いらない」「役にたたない」といわれることが多いです。

というのも以下の4つの理由によります。

①簡単に取得できるため価値が低いから
②ITについての初歩を広く浅く学ぶ資格だから
③独占業務がないから
④就職・転職に役に立たないから

①簡単に取得できるため価値が低いから

ITパスポートがいらないと言われる1つ目の理由が「簡単に取得できるため価値が低いから」です。

ITパスポートは国家資格の中でも、難易度が低く取得者の多い資格になります。

合格率は50%と高く、毎月試験はあるため必然とITパスポートを取得している人は多くなります。

また、難易度も低く、中には勉強を始めて2週間以内に合格したという人がいるくらいです。

一般に取得者が多ければ多くなるほど、資格の市場価値は低くなります。

そのため、だれでも簡単に取得でき、取得者数の多いITパスポートはいらないと言われています。

②ITについての初歩を広く浅く学ぶ資格だから

ITパスポートがいらないと言われる2つ目の理由が「ITについての初歩を広く浅く学ぶ資格だから」です。

ITパスポートは数多くあるIT系の資格の中でも、最も基礎的な内容を学ぶ資格です。

その内容は、ITについて広く浅い基本的知識に限られています。

要は、IT関係に従事している人から見ると、知っていて当たり前の知識になります。

そのため、ITについての専門的な知識を身につけることができず、かつ内容は当たり前の知識に限られているため、ITパスポートはいらないと言われてしまいます。

③独占業務がないから

ITパスポートがいらないと言われる3つ目の理由が「独占業務がないから」です。

国家資格には、業務独占資格とそうでない資格があります。

業務独占資格とは、医師や弁護士、会計士など、その資格がなければその業務を行うことができない資格の事を言います。

その点、ITパスポートは業務独占資格ではありません。

つまり、ITパスポートを取得しても、それだけでIT系の仕事ができるわけではなく、単に「ITの基礎的な知識があることを証明」するにすぎません。

そのようなことから、同じ国家資格でも独占業務がなく、ITパスポートはいらないと言われています。

④就職・転職に役に立たないから

ITパスポートがいらないと言われる4つ目の理由が「就職・転職に役に立たないから」です。

ITパスポートはこれまでご説明ました通り、

・基礎的な知識の習得
・難易度が低く取得者が多い
・独占業務はない

といった特徴があります。

そのことから、ITパスポートを取得しただけで、就職や転職で有利になることはほとんどありません。

そのため、就職・転職といった面から見てもITパスポートはいらないと言われています。

ITパスポートを取得するメリット

これまでITパスポートはいらないと言われている理由についてご紹介しました。

しかし、ITパスポートには取得するメリットもあります。

それは以下の2つです。

①ITの勉強の足掛かりになる
②IT業界以外では役に立つ

①ITの勉強の足掛かりになる

ITパスポートを取得する1つ目のメリットは「ITの勉強の足掛かりになる」ことです。

IT初学者にとって、ITの勉強を始めようとしても専門用語などが多くとっつきにくいのが現状です。

この点、ITパスポートでは、ITについて広く浅く基礎的なことを学ぶことができます。

つまり、ITに知見がない人にとっては、ITパスポートを取るだけでもITが身近になります。

ITパスポートで、ITについて基礎的な知識が身につけば、応用やもっと深い知識・スキルの学習もスムーズに進みます。

要は、ITパスポートは、ITの勉強の足掛かりになるのです。

②IT業界以外では役に立つ

ITパスポートを取得する2つ目のメリットは「IT業界以外では役に立つ」ことです。

近年はどんな企業・職種であろうと急速にIT化が進んでいます。

つまりIT業界で働いていなくともITの知識は必要になってきます。

しかし、IT業界以外ではまだまだITの知識がある人は少ないのが現状です。

そんな中で、ITパスポートを通して、ITに関する基礎的な知識が身につけていれば、会社に評価されます。

実際に私自身も、はたらいていた会社ではITに疎い人が多く、ITの知識がかなり役に立ちました。

ITパスポートの取得がおすすめな人

ITパスポートを取得するのがおすすめの人は「ITの知識が乏しい人」です。

というのも、今や日常生活でも仕事でも、あらゆる場面でITは避けて通れないからです。

特に多くの企業では急速にIT化が進んでおりITの基礎的な知識は必須となってきています。

ITの知識を身に付けたいけど何から始めれば分からないという人は、ITパスポートの勉強から始めるのがおすすめです。

まとめ

今回は、ITパスポートはいらないのかについてご紹介しました。

おさらいすると以下の理由からITパスポートはいらないと言われています。

①簡単に取得できるため価値が低いから
②ITについての初歩を広く浅く学ぶ資格だから
③独占業務がないから
④就職・転職に役に立たないから

とはいえ、ITパスポートではITについて基礎的な知識を身につけることができることから、IT初学者にとっては取得すべき資格でもあります。

ですので、ITについて知識を付けたいって人は勉強してみてはいかがでしょうか。

今回は以上です。

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Posted by nao