簿記2級は就職に有利になる?有利でしかない4つの理由【就活無双の筆者が語る】

就活のために簿記2級を取得しようと思うんだけど、有利になるの?
今回はそんなあなたに向けて書いていきます。
就活に向けて資格を取得する学生は少なくないです。
中でも、簿記2級の取得を目指す人も多いのではないでしょうか?
そこで気になるのが就職に有利になるのかだと思います。
結論から言いますと、簿記2級は就職で有利になる資格です。
事実私も学生時代簿記2級を取得して就活に臨んだところ、まず書類選考でほとんど落ちなかったです。
そこで、今回はそんな経験から
・簿記2級は就活で有利にならない⁈
・それでも簿記2級が就活に有利でしかない3つの理由
についてご紹介します。
目次
悲報。簿記2級は就活で有利にならない

簿記2級は就活では有利になりません。

え?話が違うじゃん。。。
そう思う方もいるでしょう。
正確に言うと「単に資格を持っているだけ」では就職では有利になりません。
というのも、簿記2級を取得する学生は多くそれだけでは差別化にならないからです。
実際に私が就活していた時も、結構な人数の簿記2級ホルダーに出会いました。
また、新卒の就活市場においては資格よりも人柄や熱意といった部分が評価されます。
ですので、「簿記2級がある=就活が余裕」かというとそんなことはありません。
ですが、就活で簿記2級が真価を発揮するのは違う部分においてです。
それでも簿記2級が就活に有利でしかない4つの理由

簿記2級は、ただ単に取得しているだけでは就職にそこまで優位に働かないのが現実です。
しかし、それでも簿記2級は就職に有利でしかありません。
その理由は次の3つです。
・意欲や熱意などの説得力が増すから
・志望動機で差をつけることができる
・どの職種にも共通で活きる資格だから
・企業選びにも有利になる
①意欲や熱意などの説得力が増すから
簿記2級は就職に有利になる1つ目は「意欲や熱意などの説得力が増すから」からです。
というのも、簿記2級の勉強の過程のエピソードがその人を表す裏付けとなるからです。
例えば
・なぜ簿記を取ろうと思ったのか
・合格するために苦労したこと
・苦労を乗り越えるために工夫したこと
・学んだ知識をどのように生かしていきたいか
といったようなエピソードから
・就職に対する意識の高さ
・勉強熱心で前向きなこと
・計画性
といったことの説得力をもたせることができます。
面接官はエピソードがある新卒のほうが、入社後のイメージもわきやすく評価してくれる傾向にあります。
例えば、以下の2人がいたとします。

とにかくやる気はあります!

私は熱心で前向きです。それを裏付けるエピソードとして簿記2級の勉強があります。例えば~
ちょっと極端な例ですが、あなたが面接官だったら採用したくなるのはもちろんBさんですよね?
このように、熱意や人柄の説得力がを強化してくれるという点で有利になります。
②志望動機で差をつけることができる
簿記2級は就職に有利になる2つ目が「志望動機で差をつけることができる」からです。
簿記2級レベルまで学習すると企業の決算表・財務諸表を読めるようになります。
じつはこの決算表や財務諸表はとても大切で、その企業の力を入れている分野や強みであったり、逆に弱みな部分をを読み取ることができます。
ここをしっかり読み取って、財務分析したうえで志望動機を作ることで周りの就活生より頭1つ抜けた存在となります。
例えば
・経常利益率が良い→財務基盤がしっかりしており様々な挑戦ができる
・〇〇の分野が伸びていて今海外に力を入れている→自分の英語力を活かして~~
・同業他社に比べて利益率が高い
などといったことを織り交ぜて話せると面接官から評価されやすいです。
というのも、実際の事業においても数字から政策の立案や見直しを行っているから。
つまり、財務を理解したうえで志望動機等を話せると「志望度が高い」と評価されやすいのです。
③どの職種にも共通で活きる資格だから
簿記2級は就職に有利になる3つ目は「どの職種においても共通の資格」だからです。
簿記は経理・財務職に必須の知識がつまった資格なので、経理職志望の人にとっては就活において非常に有利になります。
しかし、実は経理職以外においても活かすことのできる資格です。
例えば、営業職やコンサル、金融といった法人を顧客にする場合、財務諸表から相手の経営状況が分かるようになるため、顧客に合わせた最適な提案ができるようになります。
事実、経理職以外でも入社後に簿記を取得させる企業は多いです。
つまり、どの職種に就職するにしても簿記は必須の資格ということになります。
このことからも簿記2級は就活において有利に働くことは間違いありません。
④企業選びにも有利になる
簿記2級は就職に有利になる4つ目は「企業選びにも有利になる」ことです。
先ほども説明しましたが、簿記2級を学習すれば企業の財務状態から経営状況を知ることは容易です。
つまり、「これから伸びそうな会社」や「安定的に利益を抱いている会社」「倒産のリスクの少ない会社」などを簡単に見極めることができます。
これを知っているだけでもだいぶ企業選びは有利になります。
というのも、数字は嘘つかないから。
中には、就活生を集めようと説明会等で良いことばかりいう企業もあります。
ただ、いざ入社してみると「だまされたなんてこともあります」。
しかし、財務情報を用いて企業分析することで
今どんな分野に力を入れているのか
社長や経営層の方針
財務基盤がしっかりしているか
利益を安定的に出せているか
といったように多くの情報を得ることができます。
このように企業分析の面からみても簿記2級は有利になります。
まとめ
今回は、簿記2級は就活に有利かについてご紹介しました。
ポイントをおさらいすると以下の通りです。
〇単に持っているだけでは有利ではない
しかし、簿記2級は資格そのものより、学習を通して得る経験知識が次の点で非常に有利になります。
・意欲や熱意などの説得力が増すから
・志望動機で差をつけることができる
・どの職種にも共通で活きる資格だから
・企業選びにも有利になる
是非皆さんも簿記2級を学習しましょう!
勉強法については以下の記事でご紹介していますので合わせてご覧ください。