【最終結論】簿記2級は転職に有利になるの?4つの事実について転職経験者がご紹介します。

転職のために簿記2級を取得しようと思うんだけど、有利になるのかな?

今回はそんなあなたに向けて書いていきます。

これから転職を考えている人の中には、少しでも転職を有利に進めようと簿記2級の取得を考えている人もいるかと思います。

そんな中気になるのが、簿記2級は本当に転職に有利になるのかだと思います。

そこで今回は、

・簿記2級は転職に有利になるのか?
・簿記2級と転職に関する4つの事実

についてご紹介します。

実際に私も未経験の状況から簿記2級をもとに転職活動をしていましたので参考になるかと思います。

簿記2級は転職に有利なのか?

簿記2級が有利になるのかは、その人の経験と目指す職種によって変わってきます。

というのも、いくら簿記2級を取得していたとしても簿記の知識を必要としない職種を希望するのであれば役に立ちません。

また、転職はどちらかというと経験の方が重視されるため、簿記単体で有利になるかというとそんなことはありません。

とはいえ、職種によっては簿記2級を取得していることで有利に進むこともあります。

そのため、簿記2級は転職に有利になることもあれば全く役に立たないこともあります。

それでも大半の人にとっては簿記2級が転職に有利になると思う3つの理由

簿記2級が転職に有利になるかは職種と経験によるとご説明しましたが、それでも大半の人にとっては有利になると思います。

というのも、次の3つの理由によります。

①市場価値が高い
②取得している人数は少ない
③良い印象を与えることができる

①市場価値が高い

1つ目の理由が「市場価値が高い」ことです。

簿記2級は、商工会議所によると「企業から最も求められる資格の一つ。(中略)企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル」とされており、転職市場でも求められている資格の1つでもあります。

つまり、簿記2級を取得しておくことで

実務経験はなくとも経理の知識については心配ない
・簿記2級が取れるまで勉強ができるのだから、経理職の適性もあるだろう

と判断されることが多くなります。。

そのため、転職でまず鬼門となる書類選考の通過率を上げることができます。

近年では、簿記2級は難化傾向もありその市場価値はますます高くなっています。

②取得している人数は少ない

2つ目の理由が「取得している人数が少ない」ことです。

先ほどもご紹介しましたが、簿記2級は近年難化傾向にあり合格率は20%に満たないことがほとんどです。

受験者の中には、学生や主婦層も多くいるため社会人で簿記2級を取得している人の割合は相対的に低くなります。

転職希望者に限るともっと割合は低くなるのではないでしょうか。

③良い印象を与えることができる

3つ目の理由は「良い印象を与えることができる」からです。

簿記2級は資格そのものもそうですが、違った面でも良い印象を与えることができます。

例えば、

・目的の為に努力できる
・継続力がある
・まじめ

などです。

難易度が高く実務に役立つ資格であるからこそこのような印象を与えることができます。

簿記2級と転職に関する4つの事実

私自身が未経験から簿記2級をもとに転職活動をする中で、わかった4つの事実についてご紹介します。

①直接的に有利になるのは経理職だけ
②経理職以外では間接的に役立つ
③簿記2級まで取得すれば応募できる求人が増える
④実務経験をカバーできることも

①直接的に有利になるのは経理職だけ

簿記2級を取得して直接的に有利になるのは、正直言って経理職に限定されます。

というのも、簿記2級がそもそも「企業の会計」に関する資格だからです。

そのため、経理職以外の職種では簿記2級はそこまで重要視されていません。

実際に私自身も様々な職種に応募していまたが、以下の通り経理職の通過率は高かったもののその他の職種についてはとても低かったです。

経理職→約30%
その他の職種→15%

②経理職以外では間接的に役立つ

経理職以外で簿記2級が全く役に立たないかというとそんなことはありません。

簿記2級は自己PRや人間性といった部分を間接的に補完してくれます。

例えば、「目標のために努力できる」「スキルアップを欠かさない」といったアピールする際に、簿記2級を取得したエピソードがあれば納得性は増しますよね?

実際に私も、経理職以外で内定をいただいた会社からは「自発的に資格取得ができるなど入社後に活躍できるビジョンが見えた」と言ってもらえたことがあります。

③簿記2級まで取得すれば応募できる求人が増える

簿記2級があれば、応募できる求人数はかなり増えます。

転職サイトのDODaにおいて、日商簿記3級を条件にしている企業が170件(2021年8月時点)なのに対し、簿記2級を条件にしている企業は489件(2021年8月時点)と2倍以上の求人があります。

そのため、簿記2級まで取得しておくことで、持ち球も増えますし選択肢も多くなります。

④実務経験をカバーできることも

転職市場では基本的に経験の方が重視されます。

例えば「事業会社で経理〇〇年」といったように求人票に記載されています。

しかし、簿記2級を取得しておくことで、実務経験がなくても採用されることがあります。

というのも、先ほどもご説明したように簿記2級は「企業から最も求められる資格の一つ。(中略)企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル」の資格だからです。

実際に私も簿記2級を取得したおかげで「実務経験はないものの基礎知識はしっかりある。」との評価を受け内定をいただくことができています。

まとめ

今回は簿記2級は転職に有利なのかについてご紹介しました。

ポイントをおさらいしますと、

〇全員が有利になるわけではない
〇とはいえ、大半の人にとっては有利な資格

①市場価値が高い
 ②取得している人数は少ない
 ③良い印象を与えることができる

また、私自身も未経験からの転職で簿記2級があったおかげで多少有利に進んだなと感じています。

ですので、転職活動前に簿記2級を取得するのは良いかもしれません。

今回は以上です。

転職

Posted by nao