簿記1級は意味ない?むしろ価値のある資格と取得すべき3つのメリット

簿記2級まで取得できたし、1級も挑戦しようかな。
けど、1級はあまり意味ないって言われるし取得する意味はあるのかな
今回は、そんなあなたに向けて書いていきます。
簿記2級を取得して今度は1級に挑戦しようと考えている人の中には、「簿記1級は意味ない」と聞いて取得しようか迷っている人は少なくないと思います。
そこで、今回は
・簿記1級を取得する意味はない?
・簿記1級を取得する3つのメリット
についてご紹介します。
目次
簿記1級は取得する意味ない?


簿記1級は、税理士や公認会計士を目指す人にしかメリットないし、
取得するのは意味ないよ!
世間でこのように考える人はとても多いです。
では、本当に取得する意味はないのでしょうか?
結論から言ってしまうと、簿記1級はむしろ取得する価値のある資格です。
その価値は「実務に直結する資格」と「希少性の高い資格」によります。
①簿記1級は実務に直結する資格
簿記1級は実務に直結する資格です。
商工会議所によると簿記1級は「極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析を行うために求められるレベル」とされています。
つまり、日商簿記1級は「経営管理のプロ」であることを証明するスキルといえます。
②簿記1級は希少性の高い資格
簿記1級は希少性の高い資格でもあります。
これは合格率を見れば一目瞭然です。

簿記1級の合格率は、10%を切ることがほとんどです。
そのため、年間を通しても1000~1500人くらいの合格者しかいません。
このように「資格自体の有用性」と「希少性」ゆえに簿記1級は価値のある資格なのです。
簿記1級を取得する3つのメリット

それでは簿記1級を取得するメリットについてご紹介します。
それは以下の3つです。
①就職に有利
②キャリアチェンジにも有利
③年収水準を上げることができる
①就職に有利
1つ目のメリットが「就職に有利」なことです。
というのも、学生のうちに簿記1級を取得している人は少ないからです。
「実務面」「希少性」ともに兼ね備える簿記1級は、他の学生との差別化になります。
つまり、簿記1級は印籠のようなものです。
簿記1級を取得していれば、書類選考で落ちることはほとんどないでしょう。
また、面接においてもコミュニケーション能力や適性などに問題がなければ容易に通過することができます。
そもそも、簿記1級があればどんな企業でも経理業務をこなすことができます。
そのため、大手企業の経理職への就職も夢ではありません。
②転職にも有利
2つ目は「転職にも有利」なことです。
日商簿記は、転職においても評価される資格です。
というのも、日商簿記1級資格を取得していることで、様々な企業において経理実務の即戦力とみなされることが多いからです。
特に、20代であれば経理未経験であっても引く手あまたでしょう。
一方で、現在経理職についている人にとっては、より条件のいい企業へステップアップの転職が可能になりますよ。
③年収水準を上げることができる
3つ目が「年収水準を上げることができる」です。

こちらはとある企業の経理職の求人ですが、応募条件は「日商簿記1級、もしくは、日商簿記1級と同等以上の資格、知識を有する方」のみです。
にもかかわらず予定年収は低くても500万と好待遇ですよね?
もし、経理実務経験があり簿記1級があるとなればさらに給料の高い企業に転職することもできます。
まとめ
簿記1級は意味ないと言われることの多い資格ですが、「実務に活かせる」「希少価値が高い」資格であることから、その価値は十分高い資格です。
また、簿記1級を取得することで
①就職に有利
②キャリアチェンジにも有利
③年収水準を上げることができる
といったメリットすらあります。
取得して損はない資格ですので、ぜひ挑戦してみてください。