簿記は就職に有利になるの?各級ごとにご紹介

就職活動のために何か資格取ろうと思う。
簿記って就職に有利になるの?
今回はそんなあなたに向けて書いていきます。
簿記は、就職活動をこれから控える就活生に人気で取得する人はとても多いです。
とはいえ、これから取得目指す人にとって本当に有利になるか気になるところですよね?
そこで、今回は簿記が就職に有利になるかについて各級ごとにご紹介します。
事実私は簿記2級をもとに就活をしており参考になるかと思います。
目次
簿記は就職に有利?

結論から言ってしまうと、簿記を取得しておくことで就活に有利になることが多いです。
もちろん、志望する業界や職種にもよりますが、企業経営の状態を分析できる人材は重宝されるためです。
特に、
・銀行
・証券
・コンサル業界
などでは、相手の経営状態を分析しアプローチすることが多いため、簿記を取得しておくことで有利になる傾向です。
というのも、こういった企業では簿記の知識は必須であり、入社後に取得を求められることが多いからです。
そうなると、企業からしても入社前に取得してる人材がいればその分コストが少なくて済みますよね。
そのことからも簿記は就職に有利になることが多いです。
簿記が就職に有利になるパターン

簿記は就職に有利になることが多いとご紹介しましたが、全員にとって有利になるかというとそうでもありません。
簿記が就職に有利になるパターンとして以下のものがあります。
①経理職に就職したい
②BtoBの企業に就職したい
③自分の強みを補完するエピソードが欲しい
①経理職に就職したい
経理職に就職したい場合、簿記の取得は有利に働きます。
というのも、簿記の資格そのものが企業経理を行うための知識があるかを図る資格になっているからです。
そのため、簿記を取得していることで「知識はある程度あって今後の伸びに期待できる」「経理職に適性がある」などの評価を受けることができます。
②BtoBの企業に就職したい
BtoBの企業に就職したい場合も、簿記の取得が有利になることが多いです。
特に、
・営業
・コンサル
・金融業界
では、有利になりやすいです。
というのも、こういった業界・業種では相手企業に対して最適なアプローチをするためには相手企業の経営状態の把握は必須だからです。
例えば、財務諸表が読めれば、取引先企業の経営状態やネックポイントがわかるので活躍の可能性が高くなります。
そのため、BtoB企業、中でも相手先と直接やり取りのあるような職種に就職したい場合にも簿記は有利になることが多いです。
③自分の強みを補完するエピソードが欲しい
自分の強みを補完するエピソードが欲しい人も有利に働く可能性があります。
というのも、級にはよりますが簿記の取得にはある程度の時間は必要です。
また、人によっては一筋縄では取得できない人もいるかもしれません。
こういった勉強の過程も自分の強みを補完するエピソードとして就職に役立てることができます。
例えば、
・課題解決力がある⇒資格取得するためにこういう風に勉強法を工夫したなど。
・粘り強い⇒資格取得のためにコツコツ勉強したなど。
です。
このように簿記は自分の強みを補完するエピソードとしても有利に働いてくれることもあります。
簿記が就職に有利になるかはアピールの仕方が大事

簿記は就職に有利になることが多いですが、単に簿記を持っているだけでは就職が容易になるかというとそんなことはありません。
というのも、企業はあらゆる側面から応募者を見ているからです。
そのため、簿記を就職に有利に役立てるにはアピールの仕方が大事になります。
簿記が評価されるためには「自分の将来携わりたいことのために必要な学習を自主的に行った」ことをアピールすることが大事です。
例えば、
Aさん・・・なんとなく就職に有利になると思ったから
Bさん・・・経営状況の分析能力を活かして御社に貢献したく、簿記の資格を取得した
という2人の応募者がいた場合、企業からの評価が高いのは後者になります。
このように、簿記を就職に役立てるには「簿記を取得しようと思った理由」や「今後にどう活かしていきたいか」を具体的にアピールすることが必要です。
そのうえで、勉強する過程の工夫や改善点などが説明できればさらに高評価を得られるかと思います。
簿記3級・2級・1級はそれぞれ就職に有利になる?

簿記3級は就職に有利?
残念ながら、簿記3級を持っているだけでは、そこまで就職に有利になりません。
というのも、資格の難易度が低いことや取得者が多いからです。
簿記3級は、1か月程度で取得できるため就活生では取得していることが多いです。
そのため、あまり他の就活生との差別化はできず資格取得自体もアピールがし辛くなっています。
もし、就職で簿記3級をアピールする場合は「現在は簿記2級の取得を目指している」といったように意欲をアピールするのがおすすめです。
>>>>日商簿記3級の難易度は低い。知識なしから独学で3週間で合格した勉強法をご紹介
簿記2級は就職に有利?
簿記2級になると、就職に有利になることが多いです。
というのも、簿記2級は「経営管理に役立つ知識」として多くの企業から求められる資格の一つだからです。
また、就活生の中でも簿記2級を取得している人は少なくなり、差別化もできるためです。
そのため、簿記で就職を有利にしたい人は最低でも2級まで取得することをお勧めします。
>>>>簿記2級は就職に有利になる?有利でしかない4つの理由【就活無双の筆者が語る】
>>>>簿記2級は難しい?独学は難しいけどできなくはない【勉強法も紹介します】
簿記1級は就職に有利?
簿記1級まで取得していると、業種を問わずさまざまな企業への就職が有利になると考えられるでしょう。
というのも、簿記1級はとても高度な簿記の知識があることを証明できる上に、合格率が10%前後ととても低く就職活動において大変重宝されるといえるからです。
また、資格取得までも長い時間勉強が必要なため、人柄やポテンシャルをアピールするエピソードにもなります。
>>>>簿記1級は意味ない?むしろ価値のある資格と取得すべき3つのメリット
まとめ
今回は簿記は就職で有利になるかご紹介しました。
おさらいすると、簿記は就職に有利になることが多いです。
とはいっても、単に持っているだけではあまり意味がなく、アピールの仕方が大事になります。
各級ごとに就職に有利になるかは以下の通りになります。
3級⇒×~△
2級⇒〇
1級⇒◎
今回は以上です。