簿記の取得には独学とスクールどっちがいいの?←人による

簿記を取得しようと思うんだけど、独学とスクールどっちがおすすめ?
今回はそんなあなたに向けて書いていきます。
簿記は学生にも社会人にも人気の資格で、勉強をしている人は多いです。
この記事をご覧の皆さんも簿記を取得しようと考えている人は多いんでないでしょうか?
そこで気になるのが、独学で頑張るかスクールで学ぶかかと思います。
そこで今回は
・簿記の取得には独学とスクールどちらがおすすめ?
・簿記を独学で取得するメリットデメリット
・簿記をスクールで取得するメリットデメリット
・各級ごとにどちらがおすすめかご紹介
目次
簿記の取得には独学とスクールどちらがおすすめ?

簿記を取得するなら独学とスクールどっちがおすすめなのでしょうか?
結論から言ってしまいますと、人によります。
というのも、独学で簿記1級まで取得できてしまう人もいればスクールで学習しても簿記3級に何度も落ちてしまう人もいるからです。
また、独学とスクールにはそれぞれメリットとデメリットはあります。
ですので、どちらかが絶対的におすすめということはなく、自分の学習スタイルや優先したいことに合う方法で勉強することがおすすめです。
簿記を独学で取得するメリットとデメリット

まず簿記を独学で取得するメリットとデメリットについてご紹介します。
簿記を独学で取得するメリット
簿記を独学で取得するメリットは以下の3つです。
①費用が安く済む
②自分の好きな時間で勉強できる
③自分に合う教材で勉強できる
①費用が安く済む
独学の1つ目のメリットは「費用が安く済む」ことです。
独学の場合、テキストの費用しか掛かりませんので、とても費用を抑えることができます。
例えば、簿記3級ではスクールの平均価格が1万円程度なのに対して、独学では2~3000円程度に抑えることができます。
②自分の好きな時間で勉強できる
独学の2つ目のメリットは「自分の好きな時間で勉強できる」ことです。
スクールにもよりますが、多くのスクールでは決まった時間に授業を受ける必要があります。
そうなると普段忙しい人や、ある程度まとまった時間を取れない人にとっては学習するのは困難になります。
一方で、独学の場合は自分の好きな時間で自分のペースで勉強できるメリットがあります。
③自分に合う教材で勉強できる
独学の3つ目のメリットは「自分に合う教材で勉強できる」ことです。
スクールの場合、決まった教材があるので合う合わない問題が発生してしまいます。
一方で独学では、自分で好きな教材を組み合わせて勉強することができます。
自分に合う教材を使ったほうが理解も進みますし、これは大きなメリットかと思います。
簿記を独学で取得するデメリット
一方で簿記を独学で取得するデメリットは以下の2つです。
①モチベーションが保ちづらい
②効率的な勉強がしづらい
①モチベーションが保ちづらい
独学の1つ目のデメリットは「モチベーションが保ちづらい」ことです。
独学では、常に己との勝負になります。
縛るものない分、いくらでもサボれてしまいます。
②効率的な勉強がしづらい
独学の1つ目のデメリットは「効率的な勉強がしづらい」ことです。
スクールでは、試験に出やすい論点やポイントを効率よく勉強することができます。
一方で、独学の場合論点ごとの優先順位を自分で判断しなければならず、結局無駄な勉強してしまうことが多々あります。
簿記をスクールで取得するメリットとデメリット

次に簿記をスクールで学び取得するメリットとデメリットをご紹介します。
簿記をスクールで取得するメリット
①経験から裏付けされた学習カリキュラム
②わからないところはすぐ質問できる
①経験から裏付けされた学習カリキュラム
1つ目のメリットが「経験から裏付けされた学習カリキュラム」により合格が近づくことです。
簿記は上の級に行けば行くほど学習範囲が広くなっていくため、合格するためには必要な範囲を以下に効率よく学習していくかが勝負になります。
この点独学だと、学習の比重が偏ってしまったりなど必要以上に時間を使ってしまい、学習が長期化してしまう可能性があります。
一方で、スクールの場合、これまでの合格者を出した実績と経験から、合格に最適な学習カリキュラムが構築されています。
そのため、余計なことを気にせずカリキュラムに沿って学習を進めることで、合格の可能性がグンと高くなります。
②わからないところはすぐ質問できる
2つ目は「わからないところはすぐ質問できる」ことです。
簿記の学習において1番の敵は「モチベーションの低下」です。
それは主に疑問点がなかなか解消されず勉強が長期化してしまうことから起こります。
したがって、独学では挫折してしまうことが多くなります。
この点、通信講座ではわからない点があってもすぐに質問ができるため、疑問点はすぐ解消できます。
そのため、モチベーションの低下も起こりづらく合格まで一直線に学習できます。
簿記をスクールで取得するデメリット
簿記をスクールで取得するデメリットは以下の2つです。
①費用が掛かる
②多忙な人には向いていない
①費用が掛かる
1つ目のデメリットは「費用が掛かる」ことです。
スクールで学習する場合、独学で学習する場合に比べて数倍費用が掛かると思ったほうがいいです。
②多忙な人には向いていない
2つ目のデメリットは「多忙な人には向いていない」ことです。
スクールは決まった時間で講義があることが多いので、決まった時間が確保できないなど多忙の人には向いていません。
独学とスクールのメリット・デメリットまとめ
これまでご紹介したことをまとめると以下の表のとおりです。
メリット | デメリット | |
独学 | ①費用が安く済む ②自分の好きな時間で勉強できる ③自分に合う教材で勉強できる | ①モチベーションが保ちづらい ②効率的な勉強がしづらい |
スクール | ①経験から裏付けされた学習カリキュラム ②わからないところはすぐ質問できる | ①費用が掛かる ②多忙な人には向いていない |
各級ごとにどちらがおすすめかご紹介

最後に各級ごとに独学とスクールどちらがおすすめかご紹介します。
3級は独学とスクールどっち?
3級の取得には独学がおすすめです。
というのも、3級は論点数も少なく学習範囲も限られているからです。
そのため、独学でも合格は十分できます。
実際に私も1か月未満の学習で、簿記3級は合格できています。
詳しい学習法は以下の記事でご紹介しています。
>>>>日商簿記3級の難易度は低い。知識なしから独学で3週間で合格した勉強法をご紹介
2級は独学とスクールどっち?
2級になるとスクールを活用したほうが正直お勧めです。
というのも、簿記2級になると「商業簿記」に加えて「工業簿記」も試験範囲になってくるからです。
単純に考えると学習量は簿記3級に比べて倍は必要になります。
そのため、必ず合格したい人はスクールに通うことをお勧めします。
とはいえ、独学でも合格は可能ですよ!
>>>>簿記2級の独学におすすめのテキスト&問題集3選【使ってよかった】
1級は独学とスクールどっち?
簿記1級になるとスクール一択です。
というのも、試験の難易度に比べて試験範囲も段違いになってくるからです。
簿記1級を独学で合格している人はあまり多くありません。
それくらい難しいです。
>>>>簿記1級の難易度は?正直独学はおすすめできない5つの理由
ですので、簿記1級に関してはスクールに通うことをおすすめします。